ランプラスからお知らせ【長文です】

いろんな事

ランプラスは、2026年9月に創業20年を迎えます。
ここまで続けてこられたのは間違いなく、いつも支えていただいている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

この節目の年に決断したことがあります。

これからランプラスは、ウェア・ザック・アクセサリー類の販売を徐々に縮小し、シューズの販売に特化していきます。

春にSTATIC・Teton Bros.・PAAGO WORKSが一部入荷しますが、それが最後で他ブランドのウェア・ザック類はありません。
この春の発注は1年前に終わっているので、今思うと1年前にはすでに気持ちは固まっていた事になりますね。。

これまでシューズは「走るためのもの」が中心でしたが、今後はゼロドロップ・ベアフット系を軸に、日常でも使いやすいシューズも展開していく予定です。
もちろんトレイルラン・ハイキング・ロードランニング・ウォーキングなどで使えるシューズも引き続き取扱います。

何か新しいことを始める、という感覚よりも、創業当時の初心に帰る——そんな感覚です。

創業は2006年9月、生まれ故郷の呉市で「カスタムインソールとシューズの店」としてスタートしました。
ランニングシューズがメインで、冬はスノーボードのブーツカスタムを中心に板やバインも取扱い、夏はサーフボードの受注販売もやってました。
自分でも何屋か分からなかったなw

簡単に自分の半生を振り返ると、地元の高校を出て大阪の大学に進学したのですが、この世代はまさに就職氷河期どストライクで最初から就職活動は全くせず、漠然とアメリカでも行こうと思っていました。

その資金を貯めるために長野県のスキー場で働き始めるとスノーボードにハマってしまい、そこから冬は岐阜や長野のスキー場で働き、夏はニュージーランドで滑るか愛知県でサーフィンをする生活をしばらく続けました。

今はもう無いのですが、名古屋に伝説的なブーツカスタム専門店があり、そこで作っていただいたボードブーツに感動して、自分もこの感動を人に伝えたい!と、最初はスノーボードショップの立ち上げを目指しました。

しかしすでにスキー場含めウインタースポーツは厳しくなってきていて、その業界への新規参入は諦め、ブーツカスタムの仕事によって得た知識・技術・人脈を元にカスタムインソールとシューズを軸とした店を立ち上げました。

2010年7月14日の豪雨で店舗が浸水し、9月に広島市中区白島中町に移転OPEN。
そこから、当時自分自身がハマっていたトレイルランを中心とした今の形になっていきました。

当時はまだ山を走る人も、情報も少なく、道具を取り扱う専門ブランドも数えるほどでした。

それが今では山を走る人も増え、情報も商品もあふれ、ネットで何でも買える時代です。
業界全体としては、とても良いことなんだと思います。

ただ、数年前からふと、
「この分野での役目は少しずつ終わりに近づいているのかもしれない」
そんな感覚を持つようになりました。

一方で、シューズフィッティングに関しては、経験が積み重なった事により年々その必要性が増してきていると感じています。
開業前を含めて25年、延べ数万人の足を見てきました。
足を見れば「その人に合う靴」が大体分かります。

そしてこの四半世紀で、靴に対する考え方は180度変わりました。

創業当時の僕は、クッション性やサポート性が高い方が足のために良いと信じていましたし、インソールでしっかり支えることが問題の解決策だと思っていました。
でも、心のどこかにずっと小さな違和感があったんです。

開業前の修行時代、当時働いていた店舗でアルバイトの子がぽつりと呟いた
「インソール使い始めてから扁平足になったんすよ」
この言葉が、ずっと頭の片隅に残っていました。

新しい情報に触れ、何度も検証し、もがいていた頃『BORN TO RUN』にも出会い、信じてきたものが少しずつ崩れていきました。

「足は支えてはいけない、鍛えるべきなんだ」

正直、当時は苦しかったです。
それまで自分が伝えてきたことが全部嘘になるようで。

でも今思えばBORN TO RUNを読む前にすでにVibram FiveFingersを入荷していました。
違和感の正体を探していたのかも知れません。
初めてVFFを履いて走った日の『足はキツイけどなぜかどこまでも走っていけるような不思議な感覚』を今でもハッキリと覚えています。
VFFも当時はClassicともうひと型ぐらいしか無かったなー
そして安かったなーw

今は、もう迷いはありません。
自信を持って言えます。
「足は支えてはいけない。鍛えるべきだ」と。
今では靴を販売しながら、本当は靴なんていらないと考えています。
でも現実的には裸足で生活するのは難しい。
だからGRIPDROPを立ち上げました。

あ、「レースで速く走るため」にはクッション性・サポート性・時には反発性も必要ですね。自分の力以上の速さで走れます。しかしこれを続けるとカラダは悲鳴をあげます。。
普段は裸足に近い履き物をオススメします。

足の健康分野ではまだまだ世の中に貢献できる——ボードブーツのカスタムはできなくなりましたが(実はまだできますが)足指を鍛える事によって、カラダが内側から変わる事によって、さらなる感動をお伝えできると確信しております。
これからは、そこにしっかりと資源を集中していきます。

実は、カスタムインソールの復活も考えています。
もちろん、支える・保護するためのものではなく、足指を鍛えるためのインソール。
お察しのとおり、カスタム足半インソールです。
準備が整い次第また改めてお知らせします。

長々と書いてしまいましたが、もちろん僕自身が山を走ることをやめるわけではありませんし、これからもランナーの皆様のお役に立ちたいと思っています。

家庭の事情もあり少しレースからは離れていますが、これからも走り続けますし、いずれ落ち着いたらレースにも出場します。
好きなんです、レースの雰囲気が。
主催大会のSAIOTO COLORS、GGRもできるだけ続けていきたいと思っています。

2026年は他にも仕事でもプライベートでも動きがありそうで、とても楽しみにしています。

ざっくりですが、改めて振り返ると立ち止まったり、引き返したり、諦めたり、遠回りしまくりの人生ですね。細かいところではまだまだあります。
でもいつも思うのは、無駄なことは何一つ無くて、全部繋がっていて、遠回り含めて全て必要なことで、それによって今の自分がいて、これからの人生にも繋がっていくんだと思います。
そしていつも周りには、支えてくれて教えてくれて助けてくれて怒ってくれる人たちがいます。
本当に、感謝しています。

相変わらずの書き散らかしで、申し訳ございませんでした!
いつまで経っても落ち着かないですが、これからもどうか愛想を尽かさず、今後ともよろしくお願い致します!

株式会社ランプラス
土路生 忠

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